2011年5月25日

石炭炉体験


今日、お昼にインターホンが鳴りました。
なぜか外には、バイクで乗り付けた大先輩の平田さんがいらっしゃいました。
台風前の晴れで、意外と近所だからふらっと遊びに来られたそうです。ちなみにうちにいらっしゃるのは初めてです(笑)
お話をしていたら、流れでそのまま平田さんの工房に今度はこちらがお邪魔する事になりました。

突然、午後のツーリングが始まりました。

古いものが大好きな平田さんの工房は、
先日お邪魔した永井さんの工房とはまた別の雰囲気を持った素敵な工房でした。古いヨーロッパの工房のイメージといいますか、私の大好きなジ○リ作品に出てくるような工房というか!
(ボキャブラリーが少なくてごめんなさいっ!)

スペイン鍛造を学ばれた平田さんは石炭炉を使って仕事をしていらっしゃいます。
一枚目の写真がその石炭炉。
私たちの為に火までつけてくれまして、実際に鍛造を実演してくださり、さらに私たちに体験もさせていただきました。
一緒に行った彼氏さんは鍛造は2回目で初心者したが、とても楽しそうに柔らかくなった鉄を叩いてました。



こんな風に穴もあきます。

いやー楽しかった。そして学ぶ事がたくさんありました。

鉄粉工場もまだまだ発展途上なのでもっと素敵にしたい!!
その為にはやっぱり炉が必要です!
炉を作ったらたくさん道具も作品も設備もいっぱい作れます!

平田さん、たくさん相談にのっていただいて資料もたくさん見せていただいて、感謝してもしきれないです!ありがとうございました!!

近所なので、もっと迷惑をかけにうかがいたいと思います!(笑)

2011年5月23日

コークス炉と当て金

 

先日、大学の先輩の永井さんのアトリエで
「当て金を作るので一緒にどうだい?」
と、お誘いを受けました。

当て金(あてがね)とは、金属を叩いて加工するときに
使う道具で、地金をハンマーと当て金ではさんで叩く事
によって、思い通りの形に加工するための道具です。
作りたい形だけその当て金の種類があるといっても
過言ではありません。

私の鉄粉工場にはまだ“炉”がありません。
炉がないと、この当て金制作は難しいので、実際どうしようか
悩んでいたところでした。
そんな時のお話だったので本当に願ったり叶ったりでした。

ということで、行ってまいりました~!


これが永井さんのコークス炉です。

かっこいい!

このコークス炉だけではなく、今回招待されたこのアトリエの
建物もすべて手作りだそうです。
中の設備もものすごくキレイに‘展示’と言っても過言ではない
ぐらい素敵にディスプレイされてました。


一番奥の巨大な当て金が今回私が作った当て金。
フライパン制作の為に制作しました。
50mm×50mmの45Cの炭素鋼を持参していったら、
太すぎると失笑をかいました。
かなり時間がかかるのを予想していましたが、永井さんと
一緒に参加したプロフェッショナルな
皆さんの協力のおかげで、昼過ぎには形にすることができました。
感謝感謝です。


この日は当て金作りで終わるのかと思いきや、
永井さんお手製のお昼のカレーがとってもおいしかったり、
鍛造のプロと鋼材屋さんが銅板で灰皿作りを初体験したり、
途中でいらした大学の大先輩が他大学の生徒さんをたくさん
連れられての工房見学会が始まったり、
当て金を一緒に作ってた後輩が休憩にどこか行ったら
帰って来なくて心配して探したら、隣の神社で寝てたり、
いつの間にか大先輩がバーベキューを始めてて
お手製の焼きそばがおいしかったり。
ものすごい内容のイベントになってました。


実際に外で仕事をされている先輩の仕事場を見せていただいて、
お話もたくさん伺ったのでとっても勉強になりました。

永井さん方本当にありがとうございました!そしてごちそうさまでした!

そしてそして、指先がまだプルプルしますが、いただいたシップ
のおかげで、ひどい筋肉痛にはなりませんでした。
ありがとうございました!!